シゲのG'log

"High Speed Boyz“という精神に侵食されています

夢に向かって走る男たち

お久しぶりです。

 

大学も卒業し、ニート状態なのでそろそろ何か書かねば、、と思ったので今回は自由に書こうと思います。

 

 

 

アルバムってありますよね。

 

写真じゃなくて音楽のほうの。

 

みなさんは思い入れのあるアルバム、影響を受けたアルバムってありますか?

 

私も22年しか生きてないですが、大切なアルバムというのがいくつかあります。

 

 

それがこちら。

 

 

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High Speed Boyzの「are u docono Softpunk!?」です。

 

 

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曲はもちろんこのCMもユニークでありながら、アルバムに込められたメッセージが溢れていてとても好きです。

 

 

じゃあどんなアルバムなのか?

 

私の主観に主観を織り交ぜた解釈付きで振り返っていきましょう。

 

 

M-1「Tokyo 0:30 am 」

GReeeeNのアルバムでも時折登場するイントロダクションの曲です。

このタイトルに込められた意味について考えたことはあるでしょうか?

 

幕末の志士、坂本龍馬の言葉に「日本の夜明けぜよ!」という有名な言葉があります。

まさに変革をもたらす改革者の宣言です。

 

しかし、この曲は0:30という時刻です。

夜明けどころかまだ深夜です。ミッドナイトです。

 

いくらなんでも早すぎます。

ですがこの曲のアーティストを考えればむしろ納得のいくタイトルなのではないでしょうか。

 

High Speed Boyz

 

夢に向かって走る男たちのスピードは龍馬をも置きざりにしてしまうんですね。

 

そんな強い "意志" を1分46秒から感じる曲です。

 

 

 

M-2「Mr.Dizzy」

そんな無言の宣言の次に収録されたのはMr.Dizzyです。

 

2曲目にもかかわらず、速すぎるからか目眩を起こしているんですね笑

 

しかし「つまずいたって蹴っ飛ばせよ」「ぶち壊せ」と気にも留めず走るHigh Speed Boyzの力強い勢いが歌詞にも込められています。

 

私も非常にお気に入りの曲なんですが、二重スリット実験のSun Foreverお披露目の際にも一曲目にこの曲を選んだことから、JINさんにとってもMr.Dizzyは大きな意味合いを持つのではないでしょうか。

 

 

 

 

M-3「BAD CITY」

この曲は本来、High Speed Boyzのデビュー曲としてリリースされるはずだった曲ですね。

 

今回はあまり触れないんですが、このアルバムまでの時期と「SARB」が配信されてからの時期でHSBは第一期、第二期に分けられると個人的に感じています。

この曲は第一期を象徴するような曲だなと思っています。

 

というのも、第一期の曲に感じるイメージに雑踏や喧騒の中の孤独のようなものがあるんですが、BAD CITYにも「見上げればビルの群れ」「人ごみには君の影」と、そのイメージを表すような歌詞があります。

 

まさにHigh Speed Boyzの代名詞ともいえるような曲だと感じています。

 

 

 

M-4「LONELY NIGHT (Album Mix)」

HSBはあまり知らないけどこの曲は好き!という人も多いのではないでしょうか?

 

そんなアンセム曲をリミックスしたものがこの曲です。

 

この曲にも先ほどに続き「孤独感」を匂わせる表現があったり、自暴自棄な主人公を描いたラブソングです。

 

俯瞰してアルバムを見ますと、曲の "時間帯" は同じでも曲調は正反対なM-1の「Tokyo 0:30 am」と比較できるのも面白いです。

 

 

 

M-5「BILLION DOLLAR BABY」

この曲は最初にタイトルを見ただけで痺れましたね。。。

 

Pay money To my Painを脱退し、新しく結成したHigh Speed Boyzで「BILLION DOLLAR」とPTPを思わせるタイトルを持ってくるのはたまりませんね~

 

個人的にこの曲のドラムやベースがお気に入りです。

まだ聞いたことがない人はぜひ聞いてみてください。

 

HSBらしいアンニュイなラブソングです。

 

 

 

M-6「GOOD MORNING」

はい。

 

朝です。

 

ついに夜が明けました。

 

HSBチックに言うならば「音楽界の夜明けぜよ!」といったところでしょうか。

 

ここからさらにこのアルバムが、High Speed Boyzが攻めていくというシークレットメッセージがあるように思えてくるんですよね。。

 

このようにアルバムのなかに時間軸があるのもこの作品が好きな理由の一つです。

 

この曲は近年さらに好きになったんですが、その理由はGReeeeNとの対比にあります。

 

それは「U R not alone」という曲と、この曲の「WE ARE NOT ALONE♪」という対になる歌詞です。

以前ツイートした「道」と「The way」のような関係を感じてより一層思い入れの強くなった曲です。

 

ちなみに私の妹も「この曲は好き」とのことです。笑

 

 

 

M-7「story」

storyはこのアルバムで唯一、HSB以外の方が作曲した曲です。

 

作曲したのはGReeeeNの作品にも多く参加してくださっているnishi-kenさんです。

 

「Tokyo 0:30 am」からずっと駆け抜けてきたHSBが少し立ち止まり、これまで走ってきたその道のりを振り返るような歌詞や、包み込むような柔らかいサウンドがたまりません。

 

個人的にこの曲はもっと評価されてもいい曲ランキングに入りますね。

 

 

 

M-8「KRASH KRASH」

KRASH KRASHは3rd Single「叶えたい夢がある 〜4EVER BOYZ AND GIRLZ SPIRIT〜」のc/wの「CRASH CRASH」をリミックスしたものです。

 

パワーポップサウンドCRASH CRASHとは打って変わり、フラットな雰囲気になり全く異なる別の曲に生まれ変わっています。

 

HSBの強みはそのサウンドクリエイティブ力だと思っているんですが、この曲の落ちサビのJINさんのボーカルには何度心を射抜かれたことか、、、

 

Twitter見ててもたいていの人は「JINさんの歌好き~」という人が多いのでぜひ聞いてみてください。

 

 

 

M-9「CHILDHOOD'S END (Album Mix)」

この曲もLONELY NIGHT同様、アルバム用にリミックスされたものです。

 

このあと出てくる△もそうなんですが、曲の構成が「Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→ラスサビ」と、邦楽にしては変則的な構成で新鮮さがあったなと当時を思い出します。

 

この曲も好きな人は多いと思いますが、アルバムバージョンも聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか?

 

細かいところまで聞きこんでシングル版と比較してみるのも面白いと思います。

 

 

 

M-10「△」

△は映画「リアル鬼ごっこ2」の主題歌にもなった曲なので、曲の認知度はかなり高いのではないでしょうか。

 

この曲も「CHILDHOOD'S END」同様に曲の構成が変則的なのが特徴です。

 

また、サビの部分でそれまでエッジの効いたギターから突然キーの上がったギターサウンドが入るのもお気に入りポイントです。

 

そして外せないのが「君はまだ 長い旅の途中 少しつまずいて 泣かないよう 心閉じて うつむいてただけ」と正解のない世界の中で、優しく語りかけるこの歌詞です。

 

GReeeeNとはまた違った応援歌だなぁと思っていて、中学二年生だった当時の私はアホみたいに聴き狂ってました。笑

 

 

 

M-11「beautiful world」

ここでまた、インスト味のある曲です。

 

このアルバムにおけるインスト系の曲は、アルバムを通して描かれている時間軸のストーリーのキーポイントのような役割を果たしているのではないかと考えています。

 

ここまで10曲走り続けてきたHigh Speed Boyzの見てきた景色は、まさに美しい世界だったのでしょうか。

 

空想に耽りたくなる1分23秒です。

 

 

 

M-12「ISSAI GASSAI」

この曲は、これまで走ってきたHSBがこれまでを糧にして発信する応援歌だと感じています。

 

「we can feel the new world もっと 輝く」と『これまで見てきた「beautiful world」よりもさらに素晴らしい世界が待っているんだ』と鼓舞してくれるHSBならではのメッセージではないでしょうか。

 

一切合切の意味通り、何も残らないほど今を生きようと決心できる曲です。

 

 

 

M-13「TIME CAPSULE

この曲もアルバムのなかで、重要な位置付けにある曲だと思っています。

 

これまで "未来" に向かう時間軸をすすんできたHSBが、ここで初めて "過去" をテーマにした曲を持ってきました。

 

しかし、この曲を読み解いていくとやはり、HSBの一貫したメッセージが込められていることが分かります。

 

一見、過去のことを歌った曲に見えますが、あくまでHSBの立っている場所は "未来" です。

 

「Right now 走り出そう」と "いま" 踏み出したその瞬間が "未来" から見ると「TIME CAPSULE」ということなのではないでしょうか。

 

様々な視点から "未来" を描いていることがこの曲から感じ取れます。

 

 

 

M-14「叶えたい夢がある ~4EVER BOYZ AND GIRLZ SPIRIT~ (Album Mix)」

毎度おなじみ、Album Mixシリーズです。笑

 

この曲もおそらくみなさんが最も聞いたことがある曲で、最も人気のある曲の一つではないでしょうか?

 

普通に聞いていると素晴らしい応援歌、で終わるんですが、今回のアルバム上のストーリーに即して考えると、私はこんなイメージを持っています。

 

 

いつだって迷って 悩んで

(確かな ものなんて 何一つ見つかんない 見回したって)【Mr.Dizzy】


涙でぬれた夜もあって

(思い出なんて なくなればいい 誰でもいいから そばにいてよ)【LONELY NIGHT】


クサッた時もあったけど 今を愛してる

(きっと 『今死んだって 後悔なんてないさ』)【TIME CAPSULE

 

これまでの歌詞とリンクし、すべて背負ったうえでの「叶えたい夢がある」と言い切るわけです。

 

シングルからアルバムを経て、また深みを増したような曲です。

 

サウンドもシングルとはまた変わっているので聞いてみてください。

 

 

 

M-15「LONELY NIGHT -FM80'z all night Boyz RMX-」

M-16「4EVER 8bit Boyz」

ラストの2曲はボーナストラックのようなものですね。

 

先ほど書いた「HSBの強みはそのサウンドクリエイティブ力」の長所を遺憾なく発揮しています。

 

どう生まれ変わっているのか。

 

それは実際に聞いてみて感じてください。

 

 

 

 

長くなりましたがこれが私が最も思い入れのあるアルバムのひとつ、High Speed Boyzの「are u docono Softpunk!?」です。

 

もちろん個人的な感想なので、以前から聞いている方は理解できない部分も多くあると思いますがリスナーの数だけ感じ方もあるので当たり前のことだと思います。

 

ただ、まだ聞いたことがない人のこれからこの作品に出会う契機になれたら嬉しいです。

 

youtu.be

(深夜の東京で同じようにホテルの窓開けてハイボール片手にアルバム聞きながらこれを書きました)

 

 

 

 

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