シゲのG'log

"High Speed Boyz“という精神に侵食されています

Permanent tooth

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GReeeeNのアルバム『ベイビートゥース』の記事を書こうと思っていたらもう2月だし。

もう次の新曲解禁されてるし。

もう乳歯じゃなく永久歯だろこれ。(?)

 

なのでタイトルはこうなりましたが記事はちゃんとベイビートゥースのことを書きます。

 

 

 

 

 

M-1.『アカリ』

曲の発表もリリースもGR禁の真っ最中だったので、この曲をちゃんとしっかり聴いたのはかなり後になってからでした。

GReeeeNサウンドの大きな特徴であるピアノだけではなくパイプオルガンもあり、ゴスペルチックなサウンドはかなり新鮮さがあったと思います。

GReeeeNのメッセージソングの多くは眩い「光」のイメージがありますが、この曲はタイトル通り「灯り」で力強さよりも包容力や奥行きを感じる、これまた新鮮な新しいGReeeeNのメッセージソングだなと感じました。

「Don't cry もう泣かなくていい」というシンプルな言葉の中に込められたものを慮るとしんどくなりますね(語彙力消滅)

いつだって誰かが泣いている。そんな世の中を1ミリ幸せに。だから歌い続けてる。

あなたのそばで 青春を、夢や希望を、一緒に探し続けたい。

出来る限り。

 

 

 

 

 

M-2.『たけてん』

はい。笑です。草です。"www"です。

wwwといえば2017年のツアーの対ルイマス戦を思い出しますね。

 

これ以上は本題が迷子になるので話を戻しましょう。

この曲は1曲目と打って変わり、ストリングの綺麗なバラードですね。

GR禁中でしたが映画を観に行って劇場音響で浴びてきました。

綺麗な曲なのに界隈では「人体実験の末路」だとか「マッドサイエンスの産物」だとか言われてるみたいですが(言われてない)、GReeeeN節が炸裂してるなと思いました。

大好きな君と ただ笑って

おしゃべりをしよう

といったピュアっピュアな歌詞が散りばめられていて

「ああ〜、、GReeeeNのラブソングだなぁ〜〜」と浸ってしまいました。

 

「なんとなく」や「何気ない」という言葉も強調されていて、

GReeeeNの楽曲によくある『普遍性』が分かりやすく表現された曲だと思いました。

 

セレナーデに引っ張られるのか『アカリ』同様、ヨーロッパ感が強いアルバムですね、、

ヨーロッパにGReeeeNファンってどれくらいいるんでしょう?🤔

 

 

 

 

 

M-3.『蕾』

ヨーロッパとか言ってたら急に日本に帰って来ました。ただいま我が祖国。

この曲で好きな表現は「白い空」です。

GReeeeNの歌詞における「空」は気持ちが上向く描写で出てきて、イメージとしてはガッツリ"青い空!"って感じなんですが、『蕾』においてはサウンドも徹底してこれまでのGReeeeNの曲中に出てくる「空」と差別化されていると思いました。

 

当時テレビでしか現地の様子を見ることがなかったですが、あの日の東北の空をありありと認識できたような思いです。

この曲はリリックビデオもめちゃくちゃ良いですよね。

街も未来も全て薙ぎ倒されても、あんな風に美しい未来を取り戻さんとする人の歩みに胸打たれます。

 

もう一つ、この曲のキーワードとして「百花繚乱」という言葉がありますね。

 

百花繚乱(ひゃっかりょうらん)とは、様々な種類の花が色とりどりに咲き乱れる様子。転じて、多数の優秀な人々、独創的な人々が一堂に会する状況を指す。

*1

 

「様々な」というのがいいですね。

被災以降、人口流動も大きかったと思いますが、またたくさんの人が東北に集まる未来を思い描いているのかと思うとGReeeeNが東北でライブを、追加公演としてまでも福島でライブを行う意志の強さを窺えます。

この曲もライブで披露される時は来るのでしょうか。

蕾→花唄のコンボで死にたい。

 

 

 

 

 

M-4.『SUGEEYABEE』

Twitterのタイムライン、「すげーやべー」しか流れてきませんでした。

『蕾』で日本に帰国したかと思いきやまたヨーロッパに意識を飛ばされました。

俺レボのTシャツでフランス革命がきたと思えば、今度はレジスタンスってHIDEさんナポレオン好きなのでは?(HIDEさんホントにナポレオン好きだよ!と知ってる方は詳細教えてください)

『ベイビートゥース』と名付けたアルバムに、この曲が入っているというのは意味が大きいなと思います。

インプットした、たくさんのものをGReeeeNミュージックに昇華するGReeeeNのスタイルを今また意思表示したように思えます。

未完成であり続けるため、進歩するための変化と、そのスタンスを保ち続けるための不変がしっかりしてしていると、奇をてらったかのようなこの曲も「これもGReeeeN"らしい"」と思えるのかなと感じました。

 

とりあえずセットリストに参入する日が楽しみです。

 

 

 

 

 

M-5.『青焔』

「Keyboard by JIN」

 

😳😳

 

最初にその焔が灯された当時を思うと、まさにJINさんがシンセサイザーを父に買ってもらったその日がGReeeeNを含め全ての原点なのかなと思います。

レコーディング時のJINさんは絶対に10代に戻ってましたね。

 

高校生たちの音楽を後押しする曲として、大会がさらに大きくなれば出場するJINさんと同じ焔を持つ若者たちが増えていくのかと思うとおじさんはただただ嬉しいです。

 

青い焔っていうのがまたいいですよね。

「青」という未熟さ、若さを表す言葉であると同時に、火としての「青」は赤い火よりも温度が高く「若者の情熱」の強さも表していてジャストフィットしすぎですね。

 

このアルバムではようやく登場したバンドサウンドの曲ということもあってかファンからも好評なようですね。(自分が見る限りでは)

 

 

 

 

 

M-6.『lemonade』

「沖縄」「House」「Guitar by JIN」

 

この要素が揃い踏みしたせいで、JINさんの

僕ずっと音楽をやってきましたけど、音楽に絶望するときってよくあるんですね。あるときそうなって、一人で沖縄行ってボーっと車運転してて、Zeddの“Clarity”って曲聴いてたら、泣けてきまして。あとで歌詞調べたら、「私たちはこんなにも好き同士なのに、なぜいつもぶつかってしまうの?」っていう歌詞で、でもその曲でのるわけじゃないですか? この感じ相当新しいなと。

*2

というインタビューでの話を思い出して、もはやClarityをオマージュしてる幻覚も出てきてます。もう末期です。手遅れです。

ラブソングの甘酸っぱさとか微塵も感じられません。🤦‍♂️

 

 

 

 

 

M-7.『ファイトソング』

あれ?アルバムの前半呑気に海外旅行してたのに後半いきなりしんどいの続いてません?

 

この曲では、naviさんの

人にはおのおのの状況や環境があるわけですけど、一番共感してもらえる形が、一番GReeeeNっぽいんじゃないかと思います。

という言葉がよく分かる曲だなと感じます。

仲間、家族、恋人などあらゆるシチュエーションになぞって聴けるなと思いました。

私の場合は、"自分"と"もう1人の自分"という当てはめ方になりました。

 

GReeeeNの楽曲の構図としてよくあるのが、現在の自分と未来の理想の自分というのがあると思ってまして。

理想とのギャップや葛藤が描かれつつ、それでも前を向いて進み続けるためのカンフル剤となるのがGReeeeNの応援歌の一つだなと思っています。

『ファイトソング』でもそのシチュエーションが描写されますが、今回は壁に阻まれた無念さや嘆きといった状態が曲の終わりまで一貫して続いているのがこれまでとの大きな違いです。

生きるってなんなの

という歌詞が後半でも出てきて、

最後は

あなたに触れたい

とだけ絞り出されていていかにこの曲では窮地に立たされているかが分かります。

でもいつもの応援歌として出てくるメッセージは全然登場せず。

それでもタイトルがシンプルに『ファイトソング』というのがズルいですね。

 

 

 

 

 

M-8.『クリスマスの夜に』

ボーカルグループによる暴力ですね。

バイオレンスです。

耳が痛い。

 

やっぱりクリスマスソングというと、こういうスローテンポなのが定番ですよね。

雪の音の異質さが改めて分かりました。

 

9曲のアルバムなのに青焔のゴリゴリさ、すげーやべーのドープ感、アルバム後半のねっとり感と感情が忙しいです。

今もう2月なのでまた12月になる頃にゆっくり聴きたいと思います。

 

 

 

 

 

M-9.『from』

GReeeeNからのお手紙ですって。

返事(ファンレター)を書かないといけませんね。

 

聞かせて欲しいよ 涙の理由を

という入り方が、未完成ingやカワリバンコハンブンコを思わせて「あぁ、GReeeeNから送られた手紙なんだな。。」と強く感じさせます。

 

サウンドも歌い方も力強いものではなく、少しフワッとしているので脳内にGReeeeNの言葉が広がっていく感覚になるので危険ですね。脳から「コイツはヤベェ!!」と危険信号が送られてきます。体調が悪くなった人もいるとかいないとか。

 

さっき「返事を書かないといけませんね」と言いましたが、

この曲の歌詞のように生き抜いて、またツアーでGReeeeNに姿を見せることも一つの返事なのかなと思います。

 

GReeeeNの曲は日常を生きる中で、肌身離さず連れ添うイメージがあるのですが、この曲は心の棚の中にそっとしまっておきたい曲です。

ちょっと疲れた時にその棚を開いて、大切にしまってあるこの手紙を読み返して、また日常に戻っていく。

そんな存在になっていく曲なのかなと思います。

 

 

 

 

 

そんな『ベイビートゥース』はこちらから

GReeeeN 「ベイビートゥース」greeeen.lnk.to

GReeeeN「ベイビートゥース」配信greeeen.lnk.to

 

 

そして、本日より新曲も配信開始です。

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