シゲのG'log

"High Speed Boyz“という精神に侵食されています

永久の未完成これ完成である

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GReeeeNアリーナライブ2023

GReeeeNと不思議な大集合〜リーナルーデ 大脱走・破・急 2023〜』の感想です。

 

2021年ツアーの記事はこちら。

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2022年ツアーの記事はこちら。

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Set list

 

 

 

01. 僕らの物語

オープニングが終わり、スクリーンに映し出されたのは彼の右腕のタトゥーと同じ"†"。(これは原作の北十字や南十字を指している?)

そして流れ出すのは『BE STRONG』という彼の言葉を彷彿とさせる歌詞が印象的なこの曲のイントロ。

背景には彼が最期に録った曲と同じ天候。

あの日から10年。

私が初夢でこの曲を聴いていたのも巡り合わせでしょうか。

HIDEさんは言いました。

 

GReeeeNと一緒に歩んでくれてるバンド」

 

 

 

 

02. 勝ちドキ

ツアーの時から畳み掛けることしかできないGReeeeNさん。

"僕らの物語"の余韻に浸る隙を与えないね??????

1曲目と2曲目のギターを弾いてる人たちは同じバンドでギターを弾いていたんですよ。

今は別の道を歩んでいても音は鳴り止まない。

 

 

 

 

03. ハイタッチ!!!!

散々アンコールで繰り出されて我々は刷り込み教育をされていました。

でも待ってください。

今回はアリーナライブなんです。

アリーナはこういうことやってくる場所だということを思い出しました。

 

 

 

 

04. KARAKARA

ちょ、、、、、、

勢いが止まらん、、、、、、

すでに体力はKARAKARA、序盤にして気力勝負に突入です。

 

 

 

 

05. 一緒にいこう

大阪公演で刺さった曲の1つです。

この曲の直前でしたでしょうか。

列車に乗った4人のシーンでのnaviさんのセリフ。

「どうして僕はいつもいつも切符を失くしてしまうんだ」

 

原作を予習した時に印象的だったセリフ。

「さあ、切符をしっかり持っておいで、お前はもう夢の鉄道の中でなしに本当の世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐ歩いて行かなければいけない。天の川の中でたった一つのほんたうのその切符を決しておまへはなくしてはいけない。」

後半のシーンですが、この二つに関連性を感じました。

そして、曲のタイトルは"一緒にいこう"。

アガる曲なのにしんみりしちゃいました…。

 

 

 

 

06. ミドリイロ

ダンサブル未履修の私。😇

たぶんいつものZeppやホールだと踊れてないのが目立つだろうけど、今回はアリーナなのでいつものノリでもなんとかやり過ごせました。笑

開演前は懐かしい光景も見ることができて胸熱でした。

 

 

 

 

07. 花唄

約1万人が「おかえり!!」と心の中で叫んだことでしょう。

『響けよ僕らの声よ』という歌詞が声出し解禁のこのライブに刺さりすぎました。

 

 

 

 

08. イカロス

イカロスって書いてるのにストーリーの話をしちゃいます。🙇‍♂️

今回もツアー同様、ミュージカルタイムがありましたね。

ツアーでは暗い過去の話を歌にしているからか、サウンドやメロディーも少し重めの雰囲気でしたが、仲間を得た今回は他の3人も歌唱したりツアーよりもポップな曲調でツアーを経た要素を感じられて非常に良かったです。

そして92さんの独壇場、"イカロス"。

ちゃんとオケがライブ映えする2番のサビをぶっ込んでくれるので助かります(?)

慣れない天井の高さまで私の魂は飛んでいきました。

 

 

 

 

09. NEW LIFE

古参を殺しに来ました…。

しかも声出し解禁のタイミングで初披露…。

「wow〜〜♪」が楽しすぎたのでレギュラー入りしてほしいです。

 

 

 

 

10. 愛唄

ツアーでも披露されましたが、逆に外すわけにはいかないこの曲。

ただただ広い会場に愛唄が響き渡るのが気持ちよかったです。

 

 

 

 

11. ソラシド

曲の感想の前にまたストーリーの話します。笑

主観ですが、おそらく多くの人がnaviさんの抱える問題に感情移入できたんじゃないかと思っています。

そこを克服していく様、冒険心を歌った"ソラシド"、その後の2曲、刺さらない訳ないです。

"ソラシド"は昨夏のツアーで披露されましたが、今回はしっかりアウトロまで聞くことができました。

おそらくツアーも行ってアリーナライブに参加している人が多かったからか、ソラシドでのボルテージの上がり方が凄かったように感じます。

 

 

 

 

12. 扉

"アリーナといえばこの曲"というイメージが強い人も多いこの曲もしっかり登場しました。

Bメロも気持ちいいんですが、Cメロからラスサビへの一連の展開が中毒性高くてエグいですね。

こんなんアリーナでやったら酒飲んでなくてもキマる😇😇

 

 

 

 

13. 声 〜koe2018〜

昨年のツアーでお会いした方にはちょっと話したんですけど、ツアーのセットリストに"声"が無かったのでアリーナではやるんじゃないかと思っていました。

2021年ツアーから声無き声が繋がり、この大きな会場で沢山の人と共有できている現実に普段ならブチ上げ曲がうるっと来てしまいます。

 

 

 

 

14. UNITY

はい、また先にストーリーの話します。😇

友人との軋轢というテーマのSOHさんのお話は、思春期の人たちにはファンタジックかつリアルに感じたのではないでしょうか。

相手を思うからこそ、すれ違うこともありますよね。(遠い目)

話を戻しましょう。

アリーナでこのお方も忘れちゃいけない。

声出せるライブでの"UNITY"は大優勝よ🏆

名前の通り、約1万人がグッと団結できているように感じました。

 

 

 

 

15. オトノナルホウヘ!!!!

"UNITY"の勢いそのままにお祭り状態です。

もうこの辺りで私のIQは3くらいに下がってます。😇

 

 

 

 

16. 刹那

🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️

RecでSOHさんは泣くわ、音源できてJINさんはMasterを抱きしめるわ。。。

この曲にはいろんな想いが詰まりすぎていてもはや逆にしんどい…。

久しぶりすぎ&ファン絶対殺す枠が終盤で来て、イントロと同時に大阪でも代々木でも会場が沸きましたね。

 

 

 

 

17. 愛し君へ

もう察してると思いますが、ストーリーをひとつまみ。🤏

HIDEさんは「夢に挫折した」という傷を負っていました。

そんな時に目の前に夢を叶えられる切符がありながらも、自分の足で立ち上がって進むことを選択します。

常々、負けないことが強さではなく、再び進むことが本当の強さと言っていますがそれを体現したシーンでした。

そして歌われるは"愛し君へ"。

『#リーナへツーナゲール』

2021ツアーから繋がりました。

当時の記事では、私は「もはや語るまい、、」と1つのツイートを載せるだけにしていました。

願いは込められ、銀河に歌は放たれました。

やはり語るものは何もないようです。

 

 

 

 

18. 未完成ing

2021年ツアーから繋がったんだからそりゃ次はそう来るよね〜〜〜??

っていうかなんかガチめの曲続いてない?

私のこの予感は当たることになります。

 

 

 

 

19. ありがとうなんて言わなくても全部わかってるんだ feat.JIN

🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️

昨年のツアーのキービジュアルには

『#ファンのみなさんいつもありがとう』

って書いておきながら我々には「ありがとうなんて言わなくても全部わかってるんだ」はアカン(アカン)🤦‍♂️

最近ファンになった方には映画『キセキ-あの日のソビト-』劇中歌"the way"やHigh Speed Boyzを聴いてほしいものです。

 

 

 

 

20. オレンジ

終盤の"オレンジ"とか飲み会終盤でテキーラいくようなもんよ??????????

すでに満身創痍の私は腕が吹っ飛んだかと思いました。

 

 

 

 

21. 遥か

たぶん、GReeeeNとしては「一緒に歌おう!」ってことで、この曲なんでしょうが、もう私は胸が苦しくてずっと唇を噛んでいました。

最近、『それってキセキ』が再販されたことも相まってこのエピソードを思い出しながら聴いていました。

 

 

 

 

 

en01. 道

個人的にはアンコールというよりライブの「第2部」ってイメージなんですが、便宜上"en01"という形式で書かせていただきます。

バンド陣の準備が整い、スクリーンにはキービジュアルでも描かれた4つの列車が走る映像が流れます。

「仲間がいれば特別な切符はいらない。どこへでも行ける」

と言っているような気がしました。

そして6年の時を超えて再び現れる4つの影。

"あの日"の続きとでも言うかのように流れ出すあの日最後に流れた曲の旋律。

あの日の夜、大切にしまい込んだ感情が呼び起こされました。

 

 

 

 

en02. キセキ

フル尺+ライブバージョンの大盤振る舞い…。

2年間、静寂を守ったご褒美のようなキセキの5分間でした。

落ちサビでバンド陣が演奏をやめてGReeeeNと一緒に観客を煽っていたのがとても印象に残っています。

 

 

 

 

en03. 星影のエール

バンドサウンドの"星影のエール"はあまりにもヤッばい。。。

Duttchさんのドラムが気持ち良すぎるし、高田さんのアコギが染み渡る。。。

バンドアンサンブルに合わせて4本の歌声が今この瞬間、重なり合っている。

そしてファンが掲げるペンライトの光。

「そうか、ここが宇宙なんだな」と意味不明なこと考えていました。

曲が終わり、ステージが上昇しながらバンドが演奏を続けているのもエモかったですね。

代々木公演ではHIDEさんが歌っていて、その光景はさながらPTPのPicturesでした。

 

 

 

 

en04. 460 〜YOUR SONG〜

生演奏での460は核兵器では??

聴き手それぞれの曲となるようにタイトルが曲番号なのって作り手として勇気がいるんじゃないかなと思います。

目に浮かべていた涙が蒸発するくらい滾りました。

 

 

 

 

en05. our song 〜唄に出来ること〜

2017年1月7日。

1人会場を後にしながら考えていました。

 

自分の一番近くで、真っ直ぐに歌い続けるGReeeeNがやっぱり好きだなと。

「また会おう」と言ってくれたその"また"が来た時、この感情を全うできているんだろうか。

胸を張って「あなた達のファンです」と言えているのか。

 

そして6年が経ち、2023年1月22日代々木第一体育館

HIDEさんのMCの途中から曲が終わるまで涙が止まりませんでした。

連番した隣の人に「えっ、こいつ泣いてる!?こいつこんなに泣くの!?」って二度見されて引かれるくらい泣いていました。

なぜでしょう?

 

あの日、初めて目の前にGReeeeNが現れてから6年。

誰かの"好き"を育めるような存在ではありませんが、自分なりに"好き"を全うしてきたつもりでした。

昨年はこの日に照準を合わせて1年を捧げてきました。

 

何か意味のあることを成し遂げたわけではないですが、GReeeeNを好きだというこの想いに対してあの日からやり残したことや、悔いの残るものは無かったと感じています。

多くの一瞬、一瞬にあの日考えた"問い"に対して向き合い、自分に問い続けてきたつもりです。

 

今回のストーリーの原作では根源的な問いがありました。

本当の幸せとは何なのか。

カンパネルラは

「僕わからない。」

と、答えます。

ある意味"Green Boy"を体現する答えだとも思いました。

私たちは普段、『問い』に対して答えばかり求めてしまいがちだと思います。

大事なのは答えを出せるかではなく、問い続けることなのではないかと感じました。

HIDEさんのお話の中で、次の言葉がありました。

 

「きっと何年先でもダメだと思います。」

 

これは『ずっと完璧にはなれない』ということではないと思います。

完璧を目指す。それこそ、"完璧な姿"なのであると。

 

数年、十年、次の"また"が来るまで、来た時に胸を張って彼らと向かい合える様にあの日の問いに対峙して生きたいと思います。

また、会えますように。

 

 

 

 

『我々に出来ることは、今を生きることだけだ。

過去には戻れないし、未来があるかどうかも定かではない。』

宮沢賢治

 

 

 

 

 

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*1:タイトルは宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』より引用